大阪府堺市北区に位置する「だんホームクリニック」は2017年8月に開院し、外来診療 在宅医療、オンライン診療を手掛け地域の方々の健康と生活を支えるクリニックである。 そこで院長を務める段先生は様々な手術の技術を習得する為に、外科医として17年間 医局に所属していたが、自分が思い描く方向性が違う事を感じ医局を辞め自分を生かせる 医療機関へ再出発を決意した。次に勤務した病院では、「手術」という1つのミッションだけを遂行するのではなく、診察に関わる全ての事を自身で判断し責任を持つ体制であった。その環境の中に身を置いている内に医局時代には感じた事のない医師 1人としてのやりがいを感じ、患者さんとのコミュニケーション能力も徐々に高まっていく事で第２の人生を歩むきっかけと出会った。

病院で一緒に働いていた看護師が在宅診療所でアルバイトをしている事を知り、 その方の紹介で経験の1つとして訪問診療を学んでみる事にしました。 外科医として終末期を向かえる患者さんは沢山診てきましたが、家で看取る 訪問診療は、病気だけを診るのではなく、患者1人の生活環境、家族のケアそして 多職種連携の関わりがあり、日に日にやりがいを感じどんどん魅了されていきました。その後周りのご縁もあり、在宅医療専門クリニックで8年間学んだ後、在宅医療を開院する事になりました。と段先生。

開院をするにあたりインターネットで「クラウド型電子カルテ」「セキュリティ」という キーワードで検索してモバカルネットを見つけました。この2つの条件なら他社製品にも優れた製品は沢山ありました。ただ在宅医療を運用していくには提出する書類がとても 多く大変です。そこをカバーしてくれたのが「NTTグループ社のモバカルネット・ クラウド型電子カルテ」でした。モバカルは保健所に提出する在宅療養支援報告書が自動作成出来るし 在宅診療計画書・居宅療養の書類も自動作成出来るので、一番好きな機能です。 作成出来た書類はFAX送信も出来ます。他社にはない在宅医療向けの電子カルテだったので モバカルに決めました。と段先生。

在宅医療専門クリニックで研修していた時に紙カルテを使用していた時期があり、 24時間対応でしたので、急に患者さんに呼ばれた際に、患者さんの情報がなく、 何の薬を飲んでいるのか分からなくて大変でした。在宅医療を始めるなら、 絶対にクラウド型の電子カルテがないと、在宅医療は運用出来ないと思っていました。 緊急搬送した患者さんの情報を転送先の病院に出来るだけ早くお伝えすることは 大事なので、デジタルのいいところを利用してモバカルで素早く情報診療提供書を 作ってFAXを送れるので助かっています。モバカルは、本当に在宅医療の現場を知っている人 が開発に携わり在宅医療を知っているスタッフさんがサポートしてくれているのだろうと思います。またモバカルコミュニティというユーザー専用WEBサイトで機能追加の要望を 書き込んでおくと他のユーザーからの賛同（いいね）により優先順位をつけて機能追加を してくれているのもよいと思います。急に新しい機能が追加されていて使ってみたら便利だなと思う事も多々あります。モバカルは日々進化してくれているので使い続けています。 将来的にモバカルを一体化（レセコンと電子カルテ）にしてくれたらさらに業務がしやすくなるので期待しています。と段先生