愛知県愛西市にある医療法人洋和会横井クリニックは、2023年に在宅医療を開始、 モバカルネットを導入し約６か月目を迎えるクリニックである。外来診療所として35年間の歴史があり、 居心地の良さを感じる温かみのあるデザインは、クリニックを超えた安心感を与える空間で愛西市の地域の 憩いの場にもなっている。

大学病院で、次々と緊急搬送されてくる患者様の姿を診ていて、命を救えた事や、大事に至らなかった事も沢山ありました。しかしその一方でこの症状だったら、往診訪問で症状も最小限に抑える事が出来たのではないか。と疑問を抱く日々がありました。 父が行っている在宅医療を手伝うきっかけがあり、この診療のスタイルであれば通院できない環境の患者さんやご家族の負担も減り、 住み慣れた自宅で一緒に過ごせる時間も出来る。何より患者様ご自身が健やかに過ごせる事が可能になると強く感じました。 そして医師としてのやりがいを日に日に感じ始めるようになり、在宅医療を本気で取り組むことになりました。と横井先生。

在宅医療を始める前に外勤先で、モバカルネットを使用して診察しており、とにかく使いやすかった事を覚えていました。 そして次の外勤先で使用していた他製品の電子カルテは、多職種連携や、医事文書作成など、機能面で非効率でしたので、 在宅医療のツールとしては正直使いづらいなと思っていました。自分が在宅医療を始める時は絶対に モバカルを導入しようと開院前から決めていました。と横井先生。

モバカルを選んだ理由のうち、決め手となった機能が過去カルテから処方箋を1錠ずつ修正が出来る事。 既にセット化された処方内容でも、個々の編集ができる事は何より業務改善につながりました。 また、カルテの診察開始ボタンを押すと、カスタマイズも可能な入力ウィザードが立ち上がり、 入力項目通りに登録していけば、自然と監査対応にも（診察時間の表示等）なるので助かっています。 非常勤の医師や、緊急に対応してくれた医師、だれが触っても、モバカルを使いこなせる。 本当に現場を理解して開発された電子カルテですね。 その他にもFAX機能（処方箋）は多職種の連携の管理も出来ており、事務作業の効率のUP にとても繋がっています。以前は紙カルテを使用していたので、作業効率や正確さ、安全面などを考えるともう絶対に元には戻れないです。 病気を診るのではなく、患者様の生活の環境からその人の日常をみることが出来るのが在宅医療の良さでもあります。 在宅を通じて、社会貢献、社会的責任を果たし、今後もネットワークを広げながら、 まだ根付いていない地域にも在宅医療を届けていきたいと思います。と横井先生。

現場に同行すると、在宅医療は、多職種の連携チームで患者様を支えていると痛感します。 医師は医師にしか出来ない仕事があり、看護は看護のスペシャリストがいる。 その他にも薬剤師やケアマネさんなど、みんなと連携する事で質の高い医療を提供できています。 多職種連携がスムーズに行える。だから使えば使うほどモバカルの偉大さに気づくと思います。 事務長は医師を支える事は当然で、医療事務が強みである診察の事前カルテ準備や、 算定の分野などは事務スタッフに任せて医師が診察に集中できるようサポートするのが仕事だと思っています。 導入前後は、操作説明を受けるため「医師向け」「事務向け」と分けて専属のインストラクターと担当営業が訪問してくれました。 スタッフの予定が合わない時などは、オンラインで説明サポートもして頂き助かりました。 と事務長の内田様