在宅医療対応電子カルテ(モバカルネット)movacal.net

050-5577-5406

9:00~17:00(土日祝日除く)

福岡県  医療法人すずらん会 たろうクリニック
院長 内田 直樹 

〒813-0043 福岡県福岡市東区名島1丁目1番31号
TEL: 092‐410‐3333
https://taro-cl.com/

取材日:2025.1.19

福岡県を拠点とした認知症専門医

福岡市東区に位置する「医療法人すずらん会 たろうクリニック」で院長を務める内田直樹先生は、2003年琉球大学医学部医学科をご卒業後、福岡大学病院、福岡県立太宰府病院に勤務されたのち、福岡大学医学部精神医学教室の講師としてご活躍されました。精神科医として12年間の経験を経てセカンドキャリアを考えるようになった時、福岡大学病院で指導医だった浦島創先生が在宅専門クリニックを開院されている事を知りました。さっそく浦島先生へ連絡し、訪問診療に同行する機会をいただきました。患者さんと医師がじっくり向きあう診療のスタイル、また楽しそうにお仕事されている様子を拝見し、 在宅医療がセカンドキャリアの選択肢の一つになりました。そんな中、浦島先生より同法人の院長にならないかとお声を頂き、2015年に「医療法人すずらん会たろうクリニック」の院長として就任することとなり、2021年には同一法人「医療法人すずらん会たろうクリニック葛西」も開業しました。 在宅医療を始めてから、1人1人の患者さんに向き合う時間を多くとることが可能になり、外来診療や、病院での診察とは違う症状の変化に気づく事が多くなりました。何よりも患者さんに感謝される事が自身の仕事のやりがいにつながり、在宅医療を始めて本当に良かったと感じています。と内田先生。

(モバカルを使用する内田先生)

認知症に必要な正しい知識を広げていきたい

内田先生は日本精神神経学会、日本老年精神医学会の専門医・指導医の資格に加え 日本在宅医療連合学会の専門医・指導医の資格をお持ちの全国でも類まれな医師です。 診療の傍ら認知症に関する情報発信、SNSを活用した講演会、執筆活動、学会での論文発表などの取り組みをされています。  数々の著書の中で注目を集めているのが 2025年に発刊された「早合点認知症」(内田先生著)です。「恐れる」認知症から、「備える」認知症へと変わる「新しい認知症観」について現場を知り尽くす内田先生がていねいに解説されています。 一般的に、認知症は非常にネガティブなイメージがありますが、誰もが年を重ねていく事で起こりえる老化現象の1つであり、うまく付き合うことが可能な病気です。認知症の正しい知識が広まることにより、住み慣れた地域で認知症の人が自分らしく暮らし続けられると考え執筆活動を行っています。当院は精神疾患を専門とする経験豊富な医師が数多く在籍しており、認知症患者さんの治療に力を入れている日本でも数少ない診療所です。がん末期の身体的精神的状況が刻々と変化する時期にも、緩和ケアを取り入れながら、穏やかな時間を過ごせるように多職種と連携しながらサポートしています。と内田先生

電子カルテを乗り換えた大きな決断

2015年に在宅医療を始めた当初は、S社のレセコン一体型電子カルテを採用しました。モバカルネットは有力候補の1つではありましたが、レセコン一体型でなかった理由で不採用としました。 ただ、S社の電子カルテを導入して数年経過した頃に、仕様変更などの理由から、レセコン一体型としての使用が出来なくなり、選んだ理由がなくなってしまいました。また業務改善に向けAPI連携をして運用を続けていこうと考えましたが、その対応にも消極的であり、このまま電子カルテを使い続けていく事は難しいと思うようになりました。 当院は、AIを活用した業務改善を進めるため院内でシステム開発を行っており、そのシステムと電子カルテを連携させることで事務作業を1/10に減らすプロジェクトを立ち上げています。モバカルは外部との連携が可能で機能の拡張性が高いという特徴があり、このプロジェクトに対応できる電子カルテはモバカルだけであったため乗り換えを決断しました。現場に対応できる100点満点の電子カルテなどは存在しないと思っています。モバカルの基盤を活用しながら、API連携を充実させる事で、多くの医療機関でも独自性を大切にしながら運用していく事が可能になるのではないでしょうか。これから先、モバカルのように変化に適応できる電子カルテの存在は大きいと思います。 と内田先生

シンプル操作。訪問診療の1日ルーティン

モバカルのいいところは、操作がとてもシンプルで、スマートフォン1台で 訪問診療できる事だと思います。またクラウド型で場所問わず、同じ環境で 多職種の方と繋がりリアルタイムで情報共有できるので本当に助かっています。 モバカルを導入してからは急に繋がらないなどの大きなネットワーク障害もほとんどありませんし、毎日スムーズに診察出来ています。 <訪問診療を回る際の1日のルーティンです> ①家や事務所でスマートフォンからモバカルにログインし、予定画面からその日の予定を確認します。予定情報はAPI連携しているクロスログから取得しているので個々に登録する面倒な作業もありません。 ②次に時系列で患者氏名の枠にある重要メモを必ず確認します。 メモ欄には診療情報以外のスタッフ間で共有したい内容を登録しています。次に処方履歴を確認し、多職種さんからの情報を確認します。 ③患者さん宅に訪問した際は、診察内容を紙にメモし、それをモバイル端末で写真に撮りLINEWORKSでクリニックの事務さんに送ってモバカルに代理入力してもらいます。 モバカルだけでも訪問診療に十分対応できますが、API連携することで現場に対応した電子カルテにグレードアップできるのは強みだと思います。またこれから在宅医療を始めたいと思っている方にもすぐに操作を覚えられるので安心ですねと 内田先生。

(事務所でのお仕事様子 内田先生と看護師さん)

認知症の方も暮らしやすい社会を

認知症専門医でもある内田先生にお話しをお伺いする中で、自身が改めて認知症という病気について向き合う時間ともなり、貴重な経験になりました。認知症は高齢者だけがなる病気ではなく、誰でもかかる可能性のある身近な病気だということがわかりました。沢山の方が認知症に対する正しい知識や理解を持つ事で、認知症の方が 暮らしやすい社会になるというお話はすごく希望があるお話だなと思いました。認知症に対する正しい理解が超高齢化社会を乗り切るポイントだと感じました。

(スタッフさんと一緒に)
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