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導入事例

神奈川県
医療法人 みらい みらい在宅クリニック

カルテとの連動で医事書類作成の時間短縮。
他医院や検査機関などとの連携や、地図機能も評価。

モバカルネットは電子カルテにとどまらない在宅医療支援ツールです

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平成18年にホーム往診クリニックとして開業以来、在宅医療に専門的に取り組んでいます。平成22年3月に移転とともに、名称を「みらい在宅クリニック」に変更。2025年4月現在 常勤医41名、非常勤医40名のチーム体制で、24時間365日対応できる緊急往診体制を確保しています。終末期の患者さんも多く在宅での看取りなど、夜間休日の急な呼び出しも多数あります。

導入の経緯

既存の外来中心の電子カルテでは、個人情報を持ち歩かなければならず、セキュリティ面に不安を感じていました。また、複数人での同時利用ができない点、ネット環境が不安定な点にも困っていました。

導入の効果

医師用と、看護師用、事務用それぞれに管理画面があり、同時利用が可能になりました。操作がわかりやすく、非常勤の医師でもすぐに使えます。意見書などの医事書類がカルテと連動することで、作成の手間が軽減しました。

導入の経緯

自分たちがほしい在宅医療向け電子カルテを共同開発

「当時使っていた電子カルテは外来診療中心の電子カルテでしたから、訪問診療で使うには問題がいくつもありました」

在宅医療で使いやすい電子カルテがほしいと思っていた「みらい在宅クリニック」の沖田院長。NTTプレシジョンメディシンより在宅医療向けの電子カルテ開発の協力依頼を受け、連携をすすめていた「ゆう在宅クリニック」と共に、クリニック間で情報を共有できる電子カルテの開発にとりかかりました。

当時、従来の外来中心の電子カルテに関して、沖田院長は、特に3つの点の問題を感じていたそうです。

1点目は、複数人での適切な同時利用ができないことでした。他の人が書き換えたことを知らずに上書きを重ねてしまい、カルテがめちゃくちゃになることもしばしば。当時、他のクリニックとの連携を行うためにカルテを共有する必要があったので、特にこの点を大きな問題と感じていました。

2点目は、個人情報を持ち歩くことによるセキュリティ面の問題でした。訪問診療の場合、患者さんのお宅に伺う際、パソコンなどに電子カルテを入れて歩くことになります。万が一、そのパソコンを紛失したら大変です。

3点目は、ネット接続が不安定で、必要なときに使えない場合があることでした。ネット環境が整っているとは限らない患者宅などでの使用において、それは度々問題となっていました。

スタッフさんと会談中の沖田先生

システムの乗り換え

データの移行なども難なく完了、システムを簡単に乗り換え
『60点の状態でいいから、早く取り入れたい』と言いました

モバカルネットの開発にあたり、沖田院長は実際に在宅医療を行っていく際に、電子カルテに「これだけはほしい」あるいは「あったら大幅に楽になる」という機能をあげていきました。5ケ月ほどである程度の形までできあがったとき、沖田院長は、待ち切れなくなり、「完璧でなくてもいいから……」と導入を依頼したそうです。

従来の電子カルテからのデータ移行は、NTTプレシジョンメディシン側で行い、すんなり移行が完了、クリニック側にはなんの苦労もなかったといいます。

それぞれの機能の管理画面もシンプルで使いやすいので、各スタッフにとっても、システムの乗り換えに苦労はなかったとのことです。

往診に向かう沖田先生

導入の効果

情報共有できるから連携がスムーズに
「複数人が同時利用できることで、いろいろ便利になりました」

NTT系列の会社と言うことで、ネット環境の安定性やセキュリティ面も万全で、沖田院長が従来の電子カルテに感じていた2点の問題点は早々に解消されました。そのため、モバカルネットにあたり、取り入れたかった機能などは、複数人による同時利用でした。モバカルネットは、医師も看護師も事務の人も同時に利用することができます。その結果、電子カルテを通じて、事務の人がリアルタイムで医師の状況を把握できるようになりました。たとえば前の患者宅で時間がかかってしまっている場合など、事務の人がいち早く次の患者宅に遅刻の連絡をすることなどもできます。

沖田先生

わかりやすいから非常勤医もすぐ活用、カルテ連動で医事書類作成が容易に
「医師としての使い勝手がいいですね」

モバカルネットでは事務の人が扱う画面と医師が扱う画面が異なり、それぞれに必要な部分だけが表示されます。「シンプルで、医師にとって使いやすい電子カルテです。非常勤医でも、2回程度先輩医師が同行すれば、モバカルネットの使い方を覚えられます」と沖田院長。非常勤医が電子カルテ操作を覚える際のストレスは格段に減ったそうです。

加えて、モバカルネットは意見書や死亡診断書などの医事書類もカルテと連動していて、カルテの内容をそのまま流用することができます。またカルテに書いたことを再度書く必要がなく、医師の事務作業の時間が大幅に削減されました。

地図機能で初めての患者宅へもスムーズに

「地図に写真を添付して、行き方の注意点をメモできる機能は本当に便利です。先日、学生に見せたら、びっくりしていました」
在宅医療では患者宅へ足を運びます。入り組んだ路地の奥に患者宅があることも少なくなく、特に夜中のオンコールで初めての場所に駆けつけるときには、地図だけでは迷いがちです。離れた駐車場からの行き方、何を目印にすればいいのか、道をまちがいやすいポイントはどこなのか、先に行った医師がメモと、わかりにくいポイントを撮った写真や、メモを残しておくことで、初めて患者宅へ行く医師も安心して現場に向かうことができます。

今後の展開

日々バージョンアップしているモバカルネット、沖田院長は、いまなお必要な機能を提案し続けながら、今後より多くのクリニックとの連携などを通して、在宅医療を行う医療機関が増えるようにという未来構想も持っています。