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導入事例

栃木県
医療法人賛永会 さつきホームクリニック
理事長 月永 洋介

〒320-0843  栃木県宇都宮市花園町17-1
TEL: 028-688-0456
https://satsuki-hc.com/

在宅医療普及への想い

栃木県宇都宮市に位置する「医療法人賛永会 さつきホームクリニック」で理事長を務める月永洋介先生は、2003年に兵庫医科大学を卒業後、順天堂大学泌尿器科学講座に入局し、その後さいたま市にある丸山記念総合病院にて8年間泌尿器科部長として勤務されました。医師として働き始めて14年経った頃、社会の流れや、時代に必要なイノベーション、高齢化社会による問題、リーダーシップなど、医療分野以外のことにも目を向けた時期がありました。これまでの経験を活かし、日本の未来にどのような貢献ができると模索した結果、ご自身が出した答えは「在宅医療の普及」への道だったそうです。 2016年4月宇都宮市に「さつきホームクリニック」を開業し、その後、鹿沼市や益子町にも在宅療養支援診療所と訪問リハビリステーションを設立しました。

(モバカルを使用する月永先生)

自分でできる喜びを感じてほしい

月永先生:当院は、訪問リハビリテーションにも力を入れています。勤務医の時代から在宅医療で医療だけを行うのではなく、リハビリテーションもあわせて提供することにより、患者の総合的なQOLが改善するということを感じていました。「在宅医療はあきらめの医療ではない」「リハビリテーションは家でできる永遠の治療」というコンセプトをもとに訪問リハビリステーションを開設しました。在宅医療を受けている患者は、気持ちがネガティブになりやすく、ADLも低下していきます。医療従事者が患者に寄り添い1から10までケアすることも大切だと思いますが、自分でトイレに行ったり、子供の運動会に参加したり、家族で食卓を囲めるなど、たとえささいな事でも自分でできた喜びは療養生活を支えるうえで大変重要なものです。患者には、私が訪問する事で少しでも明るい気持ちになってほしいですし、リハビリをする事で向上心を持っていただきたいと思っています。開業してから大変なことは沢山ありましたが、一度も訪問診療を苦痛だと思った事はありません。これからも待ってくれている患者のために当院なりの医療を届けたいと思っています。

在宅医療に特化した電子カルテ

月永先生:開業する前にいくつかの在宅医療診療所で非常勤として働いていました。当時は、ノートPCにUSBをつなぐ作業にはじまり、訪問診療に行く前そして帰ってきてからの作業の多さ、医事文書の紙での運用など、診察以外に沢山やることがあり大変だったのを覚えています。自分が開業する時は絶対にクラウド型と決めており、事務長が提案してくれたのが、モバカルネットでした。デザイン性の良さはもちろんの事、機能面では、インターネットFAX、多職種連携、計画書や医事文書のひな形など、在宅医療に必要な機能がすべてそろっており、在宅に特化した電子カルテでしたので即決しました。実際に導入してからは困ったこともなく、評判どおりの電子カルテだと思いました。マイナーチェンジはもちろん、テンプレートの修正など現場の要望にも対応してくれます。本当にモバカルを導入してよかったです。モバカルを使用して在宅医療をしている先輩は全国に沢山いますので、今後はモバカルユーザー間で繋がり情報共有ができるようになれば心強いですね。

「好きな3つの機能 インターネットFAX・地図機能・書類BOX」

月永先生: モバカルの機能の中で好きな機能が3つあります。1つ目は「インターネットFAXの機能」です。在宅医療では必要書類が多いのですが、医事文書はインターネットFAXに連携、ボタンを押すだけで、多職種などにFAX送信できます。これは導入した時に一番驚いた機能でした。2つ目は「Googlemap機能」です。 カルテサマリに住所を登録しておけばGoogleMapsと連動するため、迷わず訪問宅へ行くことができます。訪問診療を行う上でなくてはならない存在です。3つ目は「書類BOX機能」です。Google Chromeのタブ機能を使えば、カルテを閉じることなく、様々な書類を1画面で確認できます。まさに業務改善に役立つ機能です。 栃木県の医師会では病院、在宅、クリニックなどで、患者の情報を共有するために、医療型SNSとしてMCS (メディカルケアステーション)を導入しています。MCSもモバカルに連携できるので診療におおいに役立っています。

(スタッフさんとミーティングの様子)

チームの絆から生まれる新しい可能性

月永先生への取材を通してお話を伺った中で、記憶に残る素敵なメッセージがありました。それは「在宅医療はあきらめの医療ではない」というお言葉でした。つねに患者さんに対してそっと見守り続けるそんな気持ちが込められているように思いました。 また写真撮影中のスタッフさんとのたわいのない会話では、仲の良さを感じる場面がいくつもありました。隣接している訪問リハビリステーションにも伺いしましたが、とても活気にあふれ、風通しがよく温かみのある職場の雰囲気を感じました。これから先もチームが一丸となり、より良い医療はもちろんのこと、在宅医療の新しい可能性を切り開いていくのだろうと思いました。

(月永先生)