山梨県
医療法人桜花会
あすか在宅クリニック
理事長 髙添 明日香
取材日:2024.3.29
〒400-0122
山梨県甲斐市境2180-1
TEL: 055-244-7022
https://www.asuka-zaitaku.net/
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取材日:2024.3.29
〒400-0122
山梨県甲斐市境2180-1
TEL: 055-244-7022
https://www.asuka-zaitaku.net/
(診察室にて髙添先生)
医療法人桜花会 あすか在宅クリニックは山梨県甲斐市にある外来診療・在宅医療クリニックとして開業してから6年目を迎えました。
理事長・院長を務める髙添先生はとても明るく、出会う人全てに「生きるための姿勢」を教えてくれるようなパワーに満ち溢れた魅力ある先生でした。
髙添先生は、幼少期の時から在宅医療の医師になることを志ざしており、日本大学医学部で6年間学んだあとは、在宅医療に特化した長野県JA 長野厚生連佐久総合病院で研修医として医師の道をスタートされました。
1年目の外来診療研修では、不明熱や原因不明の症状に対して、医療面談と検査を行い診断に結びつけていくためのトレーニングも繰り返し行い、患者さんの生活を支える事の大切さや多職種連携を学ばれたそうです。
その後、同病院で総合診療科の後期研修医に進み、フィールドを変えながら様々な症状がある患者さんと向き合い、 医師としての経験を磨いていきました。
また、医師業務には関係のない過疎化地域では農村研修で患者さんと同じ目線で会話する為に色々な視点から経験を積み5年間在宅医療を学び、へき地の診療所では過疎化とどう向き合うのかを学ばれました。
その後「山梨厚生会山梨市立牧丘病院」そして「社会福祉法人緑樹会医療施設ほくと診療所」にて任務にあたり、2018年4月にあすか在宅クリニックを開設されました。
髙添先生:
私が生まれ育った地域は田舎だったので、周りの大人たちから病気になって大変だった話や、人が生活するには「医療・教育」の2つがなければ村は存続できないという話を聞かされて育ちました。どんな人でも、置かれたコミュニティの中で「医療・教育」を受けられる環境を作っていきたいと思っていました。
初めは宅老所、託児所など福祉施設の経営を考えていましたが、社会の変革で人々の生活習慣が変わり、1つの分野としての専門性が支流となってきた時代だった為、ここの地域を守る在宅医療専門の道へ進もうと決めました。
髙添先生:
開院すると決めた時に残された時間は残り6ヵ月でした。今まで訪問診療をしていた先では紙カルテで運用をしていた為、訪問から帰ってきた後に、事務所で書類作成を行い、多職種の方に指示や指導をしていました。
ただ、患者さんがこれ以上増えるとなると場合、この運用方法を継続していくことは難しいと感じていました。
また診療時の患者さんの微細な表現を確実にお伝えするのは、紙カルテでは限界を感じており、電子カルテを導入するしかないとも思っていました。
電子カルテを「モバカルネット」に決めた経緯として「訪問診療・電子カルテ・導入事例」と3つのワードで検索し、そこでヒットしたのがNTTグループ社の「モバカルネット」でした。
その中である医師の導入事例に書かれていた「マイナー改定を定期的に繰り返してくれる」この一言が決め手になりました。
髙添先生:
在宅医療を始めるにあたり、初期のパッケージにはない機能でも要望することで、機能追加に対応してくれると思ったからです。他社製品も数社は検討しました。
ただコストが高すぎる、在宅に特化していない、逆にコスト0円の製品を使うのはリスクがありそうと思いました。
また各社の製品ホームページだけの情報では 詳細な情報を得られず、表面的なことしか分からないのが現実でした。
でも、モバカルは作って終わりではなく、現場の声を聞いて日々カルテが進化し続けていました。ユーザの声を聞いて定期的に電子カルテが変化していく。そういう製品は他にないと思います。
しかも低コストでここまでケアしてくれるのは本当に助かっています。在宅医療に特化した電子カルテだと感じたのでモバカルに決めました。
日々進化していくモバカルのように、患者さんの話を聞いてよりよい医療を提供していくという自分のやりたい医療像が見えてきました。
(髙添先生とスタッフさん)
事務スタッフ:
「新人スタッフでもモバカルをすぐに使いこなしてくれますが、1画面に入ってくる情報量が多くて見やすいからだと思います。また操作で分からないことがあっても、サポートデスクに電話をすれば丁寧に対応してくれるので毎回助かっています。」
モバカルの好きなところを3つ上げると、
です。
また、医事文書の充実性・エクセルでカスタマイズもできることや、掲示板機能、多職種の情報共有がリアルタイムにできることも便利です。導入当時より機能も増えてきて、処方箋の一包化なども可能になりました。
数年前と比べて使いやすく各段に楽になり、業務改善につながった結果として、紙カルテを運用している時より沢山の患者さんに医療を提供できています。
また、非常勤の医師でも患者カルテの写真や重要メモを活用すれば、スムーズ診療が行え、フロントページの一覧で診察内容も確認できます。事業がさらに拡大しても、電子カルテを乗り変える必要なくなりモバカルでの運用が可能になりました。
髙添先生:
在宅医療の魅力、それは外来診療とは違った人それぞれの生き方の柱が見え、大変さを乗り越えた後の楽しみがあることです。
医療が専門分野化された事で、1つの症状を診てもらうにも、患者さんは沢山の診療科を受診しないといけなくなりました。でも訪問診療であれば、訪問医師、訪問看護師などのスペシャリストが一丸となって、その患者さん1人1人の生活習慣、生活環境の全てを幅広く診ることでその隙間を埋めていくことができ、何よりも患者さんが喜んでくれるので日々やりがいを感じます。
また在宅医療では的確な情報を多職種と共有していくことが何よりも大切なので、モバカルネットを在宅支援ツール として活用していけば今後の質の高い医療を提供していけると思います。
今回の取材を終えて、どんな質問を髙添先生に投げかけても、すぐに的確に回答していただいたことが非常に印象的でした。
ご自身が持たれているビジョンが明確であることと、日ごろからの問題意識を高く持たれている様子がうかがえました。
また、先生がおっしゃった「人は出会う人で人生が変わります」という言葉は、職種に関わらず周りの方々にも浸透しており、スタッフの皆さんがお互いを思いやり、楽しみながら日々の業務を行っているように感じました。
我々も、今回髙添先生のご縁に恵まれたことに感謝しながら、モバカルを改善し続けていくことへの情熱を持ちつづけていきたいと思いました。