CONTACT

お気軽にお問い合わせください

デモ予約・資料請求・お問い合わせ

こちらにご入力の上、送信ボタンを押してください。






導入事例

滋賀県
医療法人平和の森 ピースホームケアクリニック
理事長・院長  平本 秀二

〒520-0064 滋賀県大津市追分町16-21
TEL:077-548-7663
https://peace-clinic.jp/

在宅医療の未来にさらなる思いをこめて

滋賀県大津市にある「医療法人平和の森ピースホームケアクリニック」の理事長である平本秀二先生は2011 年に三菱京都病院において「がん治療と緩和ケア」と出会い、研鑽を積んでいく中で「緩和ケア」に強い興味を抱かれたそうです。すべての人に緩和ケアを届け、健康格差だけでなく、社会格差を解消し、平和で持続可能な社会を築けるよう願いを込めて2021年3月に「ピースホームケアクリニック」を開院。3年経った今では、居宅患者が9 割を超え地域に愛される緩和ケアクリニックになりました

(モバカルを操作する平本先生)

モバカルはより在宅医療に特化した電子カルテ

平本先生:モバカルのことは以前から知っていましたが、開業当初は他社の電子カルテを知人に薦められて診療をスタートしたものの、在宅医療に必要な機能が不足しており、使いづらさを感じていました。在宅医療では訪問診療予定の把握がなにより大事です。その点モバカルは、TOP画面で「在宅予定表」が一目瞭然ですし、医師以外の予定も確認できます。また多職種との連携もできプラスαメモ機能としても使えます。さらに効率の良さはもちろんのこと、処方箋のFAX 機能・診療情報提供書の複写機能など、他社製品より在宅医療に特化していたので、乗り換えを決断しました。モバカルを導入してから今まで大きなトラブルもなく、事務さん達もうまく使いこなせており、業務効率化されました。モバカルは在宅医療を支援してくれるツールで、スピーディーに仕事も進むので「いち早く在宅医療を届けたい」と思っている方にぜひ使っていただきたいですね。

(スタッフと談笑する平本先生)

書類BOXとCarPlay(ナビ機能)を活用

平本先生:当院ではCar Play(ナビ機能)を全車に導入しており、モバカルに搭載している地図機能「Google maps」と連動する事で、患者様宅に迷わず訪問する事ができています。それだけでも十分ですが、夜間の訪問時や、オンコール・当直で初めて訪問する先生にも分かりやすいように、モバカルの機能「書類BOX」に自宅の外観の写真をアップロードしています。そうすることで、時間の削減にもなりますし、患者様により早く適切な医療をお届けすることができます

2 つの想い。「自宅に帰れるよう支えたい」そして「在宅でも緩和ケアを」

平本先生:在宅医療を始めようと思ったきっかけですが、大きく分けて2つの想いがあります。1 つ目は、外来や施設などで診察をする際、おうちで過ごされた話をする時はみなさん必ず笑顔でうれしそうにされている事でした。この笑顔を絶やさないよう、多くの患者様がご自宅に帰られるように支援したい。そうすることで日本の在宅医療に貢献したいと思いました。また 2 つ目は、病院研修では臨床研究が当たり前に行われていた中、在宅医療の分野では、病院ほど臨床研究が進んでいなかった事です。それならば、今までの私自身の経験や研究などを活かして、日本の在宅医療に緩和ケアを広げていけるのではないかと思いました。この2つの想いを大切にして今も在宅医療を続けています

前施設で「日本で初めて施設認定を受賞」数々の活躍に注目が集まる

平本先生は、緩和ケアに関する数々の論文発表や、学会での講演、大手メディアでの執筆など、幅広く活動されています。2018年11月、前勤務施設である三菱京都病院が欧州臨床腫瘍学会(ESMO)より、がん治療と緩和ケアが統合された施設(Designated Centres of Integrated Oncology and Palliative Care)として日本で初めて認定(国立がん研究センター東病院、千葉県がんセンターと3施設同時認定)受けた際にも責任医師としてドイツのミュンヘンで行われた授賞式に出席されています。

(中央は平本先生、左は緩和ケアの世界的権威Stein Kaasa先生)

緩和ケアで、持続可能な在宅医療を

平本先生:がん治療と緩和ケアの統合は身体的な苦痛を和らげるのみならず、生活の質にもつながり治療にも良い影響を与えます。精神的な身の回りの生活や仕事、お金の問題など社会的な苦痛、さらにはスピリチュアルな苦痛をも和らげます。当法人の理念は「すべての人に緩和ケアを届ける」。法人名の“平和の森"には、私たちが提供する緩和ケアが健康格差をはじめとする様々な社会格差を解消し、全ての人が平和で持続可能な社会を築けるようにと願いを込めました。

(ピースホームケアクリニックのスタッフさん)

医療を超えた癒しの輪

取材を終えて、平本先生はとても温厚な雰囲気をお持ちで、そのふんわりとした雰囲気は自然と私達にも伝わってきました。それが病を抱えた患者さんなら尚更、心身共に癒されることと思います。また 2024 年3月に分院「医療法人平和の森 ピースホームケアクリニック京都」が開院されました。今後は京都にお住いの多くの在宅患者さんが手厚い「緩和ケア」を受けられるようになります。今ではよく耳にする緩和ケアという言葉ですが、その言葉の意味を深く理解すればするほど、自分がどうありたいのか、「生きる事」をどう全うするのかに辿りつきます。ピースホームケアクリニックの強みを一言で言えば間違いなく「緩和ケア」です。一人ひとりを大切にケアしてくれる「平和の癒しの場所」が今後も広がっていくと思いました

(平本先生)